近年クラウドで利用できる会計ソフトを提供する会社が増えています。各社が特色ある会計ソフトを出しており、その中でもfreeeは簿記、会計の知識がない人でも使いやすいソフトとして有名です。freeeはインターネットバンキングを利用しているほとんどすべての金融機関に対応しています。この記事ではfreeeを他の会計ソフトと比較したときに使いやすいと感じるポイントや逆に使いづらいと思われる点について解説していきます。記事で挙げるのは一例ですが、是非参考にしてみてください。
1.freeeの使いやすい点
1.1仕訳を自動で登録してくれる
仕訳の自動登録はfreee独自の機能です。仕訳の判断は重要なポイントですが、freeeなら同じ仕訳を自動処理してくれます。freeeが同じ取引と判断すれば勘定科目は同じになります。最終的には自分の目で判断するのがおすすめですが、簿記知識のない人にはとても便利な機能でしょう。
1.2法人利用の場合、シェア率が他の会計ソフトよりも高い
クラウド会計ソフトを導入する場合、各サービスのシェア率も気になるところです。2017年のデータでfreeeは従業員300人以下の企業でのシェアが約3割となっています。会計ソフトの利便性は税理士が使いやすいかどうかにも左右されますが、決算申告書の作成に対応しているfreeeはその点で有利です。個人でも売り上げが大きくなったときのことを考えてfreeeを選ぶのもいいかもしれません。
2.freeeの使いづらい点
2.1独自の管理画面が人によっては使いづらい
これは感覚的な話になりますが、freeeの管理画面は他の会計ソフトとは異なるものです。freeeは元々簿記や会計をあまり知らない人に向けて作られたものなので、直感的に分かりやすくなっている反面、簿記の知識があると返って分かりづらい面もあります。従来の会計ソフトと異なるので、新たにfreeeの使い方を覚えるという意識を持つといいでしょう。
2.2安価なプランでは消費税申告が使えない
freeeの個人事業主版では月額980円(税別)の安価なスタータープランがありますが、これは消費税申告に対応していません。消費税申告の対象になる場合は月額1980円(税別)からのスタンダードプランを選択する必要があります。売り上げが大きくないうちはいいものの、個人事業主でも規模が大きい場合は不便でしょう。
2.3補助科目はない
他の会計ソフトにはある補助科目がfreeeではありません。厳密には補助科目にも対応しているのですが補助科目が品目、取引先、口座名の3つの情報に分かれています。これ自体は使いやすいものの、他の会計ソフトに慣れている人は混乱するでしょう。
今回freeeの使いやすい点と使いづらい点、双方をまとめてきました。どのクラウド会計ソフトが合うかは好みにも左右されます。freeeに興味のある方はまず無料体験から利用してみるといいでしょう。