
神奈川県厚木市で整体院を営む事業主様より、「領収書の整理や記帳に時間を取られ、本来の施術やお客様対応に集中できない」というご相談をいただきました。日々発生する細かな経費の管理が負担となり、経理作業が営業時間外にまで及んでいた状況でした。
領収書整理が後回しになり、経理作業が大きな負担になっていた
地域のお客様を中心に施術を行い、安定した経営を続けていました。リピーターのお客様も多く、予約状況も順調でしたが、経営者様には領収書やレシートの整理に関する悩みがありました。
整体院では、施術に必要な備品や消耗品だけでなく、広告宣伝費、予約システムの利用料、店舗用品、交通費など、日々さまざまな経費が発生します。
現場では次のような状況が続いていました。
- 領収書やレシートを財布や店舗内に溜めてしまう
- 何に使った支出なのか後から思い出す必要がある
- 会計ソフトへの入力をまとめて行っている
- 経費の判断に迷うたびに作業が止まる
- 営業終了後や休日に経理作業を行っている
施術や予約対応を優先すると、どうしても経理は後回しになってしまいます。
「時間があるときにまとめて整理しよう」と考えていても、数週間分の領収書が溜まると作業量が増え、さらに手を付けづらくなるという悪循環が生まれていました。
営業時間中は施術に集中し、閉店後に片付けを終えてから領収書を整理する日もあり、経営者様からは「売上を伸ばすための仕事より、事務作業に時間を使っている感覚がある」とのお話がありました。また、領収書を整理できていないことで毎月の利益も把握しにくく、確定申告の時期が近づくとさらに作業量が増えることも不安材料となっていました。
こうした状況から、「経理をもっと簡単にして、本業に集中したい」と税理士の紹介をご希望されました。
経理の流れを整理し、本業に集中できる環境へ改善
小規模事業者の自計化支援や経理効率化を得意とする税理士事務所をご紹介しました。
この税理士事務所が重視していたのは、複雑な経理方法を導入するのではなく、事業主様が無理なく続けられる仕組みを作ることでした。事業主に寄り添ってくれる税理士事務所だと感じていただき、顧問での依頼が行われました。
税理士が現状確認を進め、どのように領収書を管理し、どのタイミングで記帳を行っているのかを整理し、次のような改善を進めました。
- 領収書の保管場所を一か所に統一
- 事業用の口座やクレジットカードを整理
- よく発生する経費の仕訳方法をパターン化
- 会計ソフトへの入力方法を分かりやすく説明
- 毎月行う作業を少ない項目に絞って整理
- 判断に迷う経費は税理士へ相談できる体制を構築
こうした体制を作ることで領収書を一枚ずつ細かく分類する必要がなくなり、まず決められた場所に保管するという簡単なルールから管理できるようになりました。
また、事業用口座やカードから支払う取引を増やしたことで、会計ソフトへの反映も進めやすくなり、手入力する作業も減少しました。以前は数週間分をまとめて処理していましたが、短時間で確認できる状態になったことで、領収書が大量に溜まることもなくなりました。
経理の仕組みを複雑にするのではなく、日常業務に無理なく組み込める形へ整理したことが今回の改善につながりました。
まとめ
領収書整理や記帳は必要な業務ですが、経営者自身が多くの時間を費やしてしまうと、本来集中すべき仕事に影響することがあります。特に整体院のように施術やお客様対応が中心となる事業では、経理を無理なく続けられる仕組みづくりが重要です。
今回の事例では、経理効率化と自計化支援に強い税理士事務所が対応することで、領収書管理や記帳の流れを整理し、本業へ集中できる環境を整えることができました。
経理は複雑にする必要はありません。専門家と一緒に自分の事業に合った管理方法を整えることで、事務作業の負担を減らし、より多くの時間をお客様や事業の成長に使えるようになります。
