どんな場合に税理士に依頼すると良い?
副収入が入ると、気になるのが税金です。
税金のことは税理士に相談するのが一番ですので、以下のような場合には税理士とのお付き合いを考えると良いかと思います。
・副業で年間20万円以上の所得を得た場合
副業で年間20万円を超える所得を得ると、確定申告が必要となります。
確定申告や記帳を行ったことのない方は、記帳や確定申告のサポートを税理士に依頼することで、間違った申告を行うリスクを回避することができます。
・主婦の方で103万円以上の所得が出る場合
扶養控除額が減額するラインである103万円を超える可能性があれば、税理士と今後のことを相談しながら進めることをおすすめします。
また、年間130万円以上~170万円以内の所得では、扶養控除から外れ、社会保険料が自己負担となり手取りが減少する逆転現象が生じるラインとなるので、税理士と相談しながら自身や家庭にとってどのような働き方が良いか確認を行うことも大切です。
・新しく事業をスタートした時
事業を始めたときは、何から準備すれば良いかわからないということがよくあります。
事業を始めると、事業を開始したことや、青色での確定申告を行う申請書などを税務署に提出する必要がありますので、事業をスタートするタイミングで税理士に依頼することで提出書類の漏れを防ぐことが出来ます。
また、申請書には提出期限が設けられていますので、早めに税理士とお付き合いをすることで申請書の提出期限を過ぎるといったリスクを回避することが出来ます。
特に青色申告を行う為の申請書は期限後の受け付けを行っていない為、申請期限を過ぎると65万円の特別控除等の特典が受けられなくなりますので注意が必要です。
※青色申告を行う為の申請書は、事業を開始してから2か月以内と提出期限があります。(1月1日~1月15日までに開業した場合は、その年の3月15日までが提出期限となります。)
税理士に依頼するメリット
税理士とお付き合いをすることで、次のようなメリットがあります。
・事業開始時に依頼することで、申請書の漏れを回避出来ます。 | 新しく事業を始めた時には、税務署や役所に提出する書類があります。 創業支援の得意な税理士とお付き合いすることによって、事業を始める際の流れや必要書類の準備、提出等を行ってもらうことが出来るので、必要書類や税務署、役場への届け出の漏れを回避することが出来ます。 |
・適切な記帳、申告を行ってもらえます。 | 保管している領収書が経費として使えるのか、勘定科目は何で計上すれば良いのかわからないケースも出てくるかと思います。 税理士とお付き合いすることで、些細なことでも確認しながら記帳など進めていくことが出来ます。 また、税理士事務所では「記帳代行」と呼ばれる、記帳を会社の代わりに行うというサービスを行っているところもあり、記帳を全て税理士事務所で行ってもらえますので、記帳や確定申告に不安をお持ちの方は税理士事務所に記帳代行を依頼することもおすすめです。 |
・記帳や確定申告に必要な時間を削減できます。 | 自分で記帳や確定申告を行うと、簿記に慣れていない方の場合調べることも増えてその分時間がかかります。 税理士とお付き合いすることで、調べる時間を削減することが出来、また、気持ちの上でも楽になります。 |
・申告書に税理士の署名と印鑑を押してもらえます。 | 顧問として税理士とお付き合いをすることで、確定申告書にある税理士の署名欄に、顧問税理士の署名と押印がされるようになります。 申告書に税理士の署名と押印がされることによって、「きちんと税理士が付いて記帳、申告を行っている会社」と見られ、税務署からの信用性も高くなります。 |
事業を始めて間もないの方や、これから事業を始めようとお考えの方は、白色申告よりも大きな特典のある青色申告をしたいのに、必要書類の提出漏れによって白色申告による申告しか行えないといったことにならないよう、早めに税理士との相談をされるのも良いかと思います。
確定申告のサポートを丁寧に行う税理士事務所のご紹介も行っていますので、相談をご希望の方は税理士紹介タックスナイトまでどうぞお問合せください。