税務顧問をご自身で探した方が良い理由
税理士紹介タックスナイトは、税理士紹介をはじめて多くの企業や、個人事業主の方々に税務顧問として税理士を紹介してきました。
以前は税理士事務所の広告が規制されていたり、顧問料の報酬規程もあって費用の差もそれほどなく競争も一般企業に比べればそれほど大したことのないような状態でした。
しかし、最近は税理士事務所もしっかりホームページを作り込んで、業種特化のホームページを別で作ったり、SEO対策やYahoo!、GoogleにPPC広告を出すようになりました。
税理士タックスナイトでも税理士向けのWEB制作やマーケティング支援をしていますが、各税理士事務所が広告費をかける意識が以前よりもかなり強くなっているのは実感します。
そのため、今では多くのお客様が自分で税務顧問を探す場合は、知人に紹介を受けるか、ネットで検索して見つけるのが普通だと思います。
しかし、税務顧問の紹介をしてお客様の話を聞くと、そこに落とし穴があることがわかります。
まず税務顧問を探すのに知人の紹介はあまりおススメできません。
以下にお客様からの声をまとめた5つのポイント、税理士紹介タックスナイトがまとめた4つのポイントをご紹介します。
お客様からの声をまとめた5つのポイント、
- 1.情報が漏れやすい
- 税理士には守秘義務がありますので、本来情報が漏れることはありません。
しかし、それが税務顧問先同士が知り合いだったらどうでしょうか。「あの会社うまくいってるのか?」「最近どんな展開しているか?」「あの社長と飲みに行ったりしてる?」など企業情報からプライベートまで雑談からネタに上がることもあるでしょう。
このような状況を嫌がる方もいらっしゃいますのでビジネスライクな付き合いを求める方が多いです。
- 2.解約しにくい
- 知り合いに税務顧問を紹介してもらったのが逆に顧問契約の解約を言いにくいという状況を作り出します。
「紹介してもらった社長の顔を潰せないしな・・・」「親戚だからこれからも会わないといけないしな・・・」など、知人の紹介ゆえにそれがしがらみになる事例は本当に多かったです。
- 3.ミスを指摘しにくい
- 税理士も人間ですからミスをすることもあるかもしれません。
特に大手事務所では税理士資格のない職員が担当者になることも多いのでその可能性は少なからずあります。本来であれば自社の税務顧問のミスなので今後なくすように要望したり、クレームとして処理したりするものですが、知人の紹介だとそれすら気を遣ってしまうようです。
- 4.わがままを言いにくい
- 「○○さんに紹介してもらったあの社長××なんですよ」そんなことを言われたくないから、本当はやってほしい業務も時間をかけて自分でやってしまっている。こんなことをお伺いします。
例えば銀行に資金調達を申し込むのも実は税理士経由の方が有利なことが多く、実際にサポートしている事務所も多いです。
税務顧問に気を遣って本来やってもらえることも頼めないような空気になってしまうリスクがあります。
- 5.領収書を見せたくない
- 税務顧問には会社の情報をすべてさらけ出して相談できる信頼関係を作ることが大切です。
本来、知人の紹介というのはこの信頼関係を築いた状態で付き合えることがメリットの一つだと思いますが、そうならない例がこの項目になります。
「飲み屋で使った費用の説明なんて共通の知り合いがいるからできないよ・・・」「うちの税務顧問、妻の親戚だから会社が傾いてる状況を見せることはできない・・・」。こんな話はよくあります。
知人の紹介をきっかけに税理士と付き合っていたお客様から伺うところですと、以上のようなことを言われる方が多かったです。
自分の税務顧問にそんなに気を遣って会社経営をしなくてもいいのに・・・
税理士紹介をしていてそんな感想を持つことも少なくありません。
知人の紹介はラクかもしれませんが、それがしがらみになりあとで苦労することが多いのが実情です。
税理士の観点をまとめた4つのポイント
- 1.その知人が税理士業界をどこまで知っているのか
- 税理士は全国に7万人以上います。税務署出身や公認会計士との違い、銀行出身税理士、税理士法人などの分類も多岐にわたります。
なぜその税理士を紹介されたのかを理解していないと、結果的に「あの税理士お客さん少ないから面倒見てくれ」(単に力がないだけ?)「取引先の息子さんだから付き合ってやってくれ」(税務顧問ってそんな決め方していいの?)等という理由で税務顧問を依頼することにもなります。
- 2.知り合いの税理士が会社にあっているとは限らない
- 税理士には得意な業界や業務があります。もし普通に税理士に質問したら何でもできますと答えると思います。経験がなくても勉強しながら付き合ってくれると思います。
しかし、これだけ税理士がいる中で、税務顧問に同じ顧問料を払うのであれば、業界に詳しい人や資金調達、税務調査などに強いなど、社長の要望にもかない、より会社経営の役に立つ税理士から選べばよいのではないでしょうか。
- 3.そもそも税務顧問を選ぶ基準を知らないのではないか
- 税務顧問は確実に自分で選ぶ時代です。
年齢、性別、エリア、サービス内容、費用面、得意業種、会計ソフト、税理士対応など、簡単におおまかな項目を挙げてもこれくらいは選べる条件として考えられます。自分で探した人や、たまたま知り合った人が税務顧問として希望通りであればよいのですが、よっぽどのことがない限り難しいと思います。
税理士紹介会社を利用して事前に要望を伝えて条件に合う税理士だけと会われるのがスピードも早いですし社長の時間の節約にもなります。
- 4.広告を出していないだけでいい税理士がたくさんいる
- 自分で税務顧問を探そうとすると、ホームページがあって、いい言葉が並べられて、綺麗なデザインの事務所の中からしか選べないということになるかと思います。
ホームページを持っていても事務所の強みや特徴を伝えきれていないものはまだまだ大多数です。Webマーケティングのリテラシーはまだほとんどの事務所が整っていません。
表面上に現れていない特徴もヒアリングをして情報として蓄えていますので、一つの事務所が発信している情報は大事な判断基準ですが、それを複数から比較する視点を持っているのが税理士紹介タックスナイトをご利用されるメリットになります。
税務顧問をご自身で探した方が良い理由のまとめ
また、詳細は別のコラムでも書きますが、ウェブ上では目立つ大手の格安税理士事務所が新規顧客を追っているだけで、実はフォローが弱く解約が多いということは本当によくありますので注意が必要です。
費用だけで選ぶと、実は長い目で見たときに費用対効果としてかなり悪くなることの方がほとんどです。
結局サービスが悪くて「節税」面で損をしている。「資金調達」で損をしている。「税務調査」で損をしている。ということになることが多いでしょう。
これら3つは数百万円から数千万円、数億円単位の金額が動くところになります。
税務顧問の費用をケチってこれらのポイントで最大限の恩恵を受けないと、顧問料の費用どころの話ではない大損の可能性があるということは予め理解されておいた方がよいと思います。
税務顧問である税理士は、会社経営の力になってくれるパートナーになりうる存在です。
自分の要望を明確にして、それに合った税理士を見つけることが本当に大切になります。
税理士紹介タックスナイトはお客様目線で要望をお伺いします。
何を聞いていいのかわからないという方もお話をする中で徐々に明確になってきます。
新規で税務顧問をお探しの方、また今の税務顧問から替えたい方は是非お気軽にお問い合わせください。