確定申告の準備で事前にしておくべき4つのこと

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確定申告とは、1月1日から12 月31日までの1年間の個人の所得と納税額を計算し、すでに納めた税金と納めるべき税金との差額を精算する手続きのことです。

この所得を正しく計算するために、2014年から白色申告・青色申告に関わらず、全事業者に取引の記帳そして領収書や請求書などの取引に関係のある書類の保存が義務付けられています。日々の取引を記録した帳簿は、確定申告書作成の前提となる「収支計算書」「決算書」を作るために欠かせない帳票類ですし、領収書は経費や控除の根拠を証明するための重要な書類でありますので、この2つは日頃から注意して準備しておく必要があるのです。

今回は、確定申告の準備で事前にしておくべき4つのことについてご紹介していきたいと思います。

1.日々の取引のなかで揃えておくべきもの

(1)帳簿

帳簿は売上や経費などの支出、借り入れなどの事業に関するお金の流れを記録したもので、毎日記録するのが理想ですが、週に一度・10日に一度でも良いので、取引を漏れなく記録します。簿記の知識がなくても会計ソフトを利用すると簡単に帳簿をつけることができます。

(2)領収書等

購入した事務用品や交通費・医療費などの領収書は、確かにその支出があったことを
示す証明書です。また生命保険料については10月から年末にかけて送られてくる「保険料控除証明書」です。これらは確定申告で経費を証明したり各種控除を受けるために必要になりますので、大切に保管しておきましょう。

2.確定申告時に必要になるもの

(1)確定申告書AおよびB

医療費控除などで確定申告をするサラリーマンは申告書A、個人事業主は申告書Bになります。申告書は国税庁のホームページからダウンロードすることができます。なお電子申告(e-tax)をする場合は、紙の申告書は不要です。

(2)確定申告書とともに必要になるもの

・サラリーマンの場合=給与の源泉徴収票の原本(前年末〜1月ごろに会社から発行されます)
・公的年金受給者=公的年金の源泉徴収票の原本(1月下旬頃に日本年金機構から発送されます)
・白色申告事業者=収支内訳書( 1年間の帳簿データをもとに作成します)
・青色申告事業者=青色申告決算書(1年間の帳簿データをもとに作成します)

なお確定申告書には捺印する必要になります。必ずしも実印でなく、銀行印・認印でも構いませんが、シャチハタは不可とされています。
ちなみに確定申告書を作成し捺印した後でも、不備がある場合訂正印が必要ですので、念のため印鑑を持参して税務署に提出すると良いでしょう。

3.インターネットを利用して確定申告をする場合

国税庁の納税システム(e-Tax)を利用して、オンラインで確定申告書の提出から納税までを行うことができます。その場合は確定申告書のダウンロードは不要ですが、次のような環境を整える必要があります。
⑴ パソコン(windows7以降 Mac OS10・7 64bit版以降のもの推奨)
⑵ マイナンバーカードなどの電子証明書
⑶ ICカードリーダライタ

4.確定申告(青色申告)を簡単に完了させる方法(確定申告ソフトfreeeの活用)

⑴面倒な1年分の経費の入力も、銀行口座やクレジットカードを同期すれば、日付や金額だけでなく勘定科目も推測して自動入力してくれるので、大幅に省力化することができます。

⑵現金で払った場合でも、いつどこで何に使ったか家計簿感覚で入力するだけで自動的に複式簿記に変換してくれるので、簿記の知識がなくても大丈夫です。有料のスタータープラン(月額980円)・スタンダードプラン(月額1980円)はチャットで確定申告について質問することができ、オプションサービスに申込むと電話で質問することができます。また保険やふるさと納税・住宅ローンを利用している場合には税金が安くなります。難しい税金の計算も質問に答えるだけで自動計算してくれます。あとは自動で確定申告書を作成してくれますので、税務署に郵送や電子申告などで提出し納税すれば完了です。またマイナンバーカードとカードリーダを用意すれば、自宅からでもすぐに提出が完了し税務署に行く必要がありません。

確定申告をスムーズに進めるためには、日頃から帳簿付けや領収書の保管に注意し、早目に提出書類の準備に取り掛かることが大切です。また税務署でもアドバイスしてくれますので、相談してみるのも良いでしょう。

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