数字の報告だけでなく改善提案まで受けられる体制を構築 [物流業(東京都足立区):年商4,200万円]

数字の報告だけでなく改善提案まで受けられる体制を構築 [物流業(東京都足立区):年商4,200万円]

東京都足立区で物流業を営む企業様より、「月次の数字は報告されるが、経営改善につながる具体的な提案がなく物足りない」というご相談をいただきました。

燃料費や人件費の上昇、取引条件の変化など、経営判断が難しくなっている状況でした。

数字は把握できているが、次の一手が見えなかった

企業向け配送や定期便を中心に安定した取引を行っていました。売上や利益は毎月きちんと把握できており、決算や申告についても大きな問題はありませんでした。

しかし、「数字を見ているだけで、経営が良くなっている実感がない」という不安を持ち、次のような状況が続いていました。

  • 月次の試算表は届くが、内容の説明が少ない
  • 数字の増減理由が分からないまま月が終わる
  • 燃料費や外注費が増えているが、対策を考えられていない
  • 改善のヒントがなく、判断が感覚的になる
  • 税理士との打ち合わせが報告中心で終わってしまう

物流業は、稼働率やルート効率、車両コストなど、改善余地のある要素が多い業種ですが、「数字は出ているが、経営に活かせていない」という状態が続いていました。

改善提案まで行う税理士をご紹介し、経営の視点が変化

数字の集計や報告だけでなく、経営改善の提案まで行う税理士事務所をご紹介しました。「数字は経営を良くするための材料」という考え方を大切にしている税理士事務所なので、数字を活かせる体制作りのサポートを任せようと、顧問でのお付き合いを始めました。

事業内容や物流体制、コスト構造を丁寧に把握し、次のような取り組みが行われました。

  • 月次数字の変動要因を分かりやすく説明
  • 売上構成やコスト内訳を整理し、課題を可視化
  • 燃料費・外注費・人件費のバランスを確認
  • 利益率改善につながるポイントを具体的に提案
  • 月次面談で「次に何を意識するか」を共有
  • 改善結果を数字で振り返るサイクルを構築

税理士事務所のサポートを受けることで、なぜこの数字になったのか、次はどこを改善すべきかといったことを毎月考えるようになり、「コスト増加への気づきが早くなった」「経営判断に迷いが減った」といった実感を得ていただけました。

改善提案まで受けられる体制を整えたことで、税理士との関係性も大きく変化しました。

まとめ

数字を正確に把握することは重要ですが、それだけでは経営は良くなりません。特に物流業のようにコスト変動が大きい業種では、数字の背景を理解し次の行動につなげることが欠かせません。

改善提案まで行う税理士事務所がサポートを行うことで、数字を経営に活かせるようになり、判断の質が大きく向上しました。報告だけで終わらない関係性を築けたことは、大きな成果です。

税理士は、単なる記帳や申告の担当者ではなく、経営改善のパートナーになり得ます。数字の先まで一緒に考えてくれる存在と連携することで、経営はより前向きで手応えのあるものになります。

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