
東京都練馬区でリフォーム業を営む企業様より、「月次決算は行っているものの、数字を経営判断に活かせていない」というご相談をいただきました。
月次決算は行っているものの、経営判断に活用できていなかった
東京都練馬区で住宅の改修工事や店舗リフォームを中心に事業を展開し、年商5,800万円規模まで売上を伸ばしていました。
毎月の経理処理も行われており、月次試算表を作成する体制自体は整っていました。しかし、経営者様は「せっかく数字が出ているのに、経営に十分活かせていない」と感じており、次のような状況が続いていました。
- 月次決算の数字を確認するタイミングが遅い
- 売上は見ているものの利益率まで確認していない
- 材料費や外注費の増加に気づくのが遅れる
- 数字の変化を具体的な改善策につなげられない
- 設備投資や採用の判断に時間がかかる
リフォーム業では工事ごとに材料費や外注費、人件費が異なり、売上が同程度でも最終的に残る利益には大きな差が生じます。
受注が増えて売上が伸びている月ほど安心してしまい、後から試算表を確認すると「想定していたほど利益が残っていない」ということがあったようです。
しかし、数字を確認する頃にはすでに工事が完了しているため、その案件について改善することはできません。今後の採用や車両・設備への投資を検討する際にも、現在どれだけ利益があり、どの程度資金に余裕があるのかをすぐに判断できないため、意思決定が遅れていました。
月次決算を行っていてもその数字を確認して次の行動につなげられなければ、本来の効果を十分に発揮できません。
「もっと早く数字を把握して、経営判断に活用できるようにしたい」というご希望から、税理士の見直しをご相談いただきました。
月次管理に強い税理士をご紹介し、数字をもとに早く判断できる体制へ
建設・リフォーム業の数字管理に詳しく、月次決算を経営に活用する支援を得意とする税理士事務所をご紹介しました。
単に試算表を作成するだけではなく、数字から何が分かり、次に何をすべきかまで経営者と一緒に考えることを重視している税理士事務所で、これまでの実例などからもこの事務所に任せれば強化した体制にすることが出来ると感じ、お付き合いが始まりました。
税理士が月次処理の流れや資料提出方法、数字を確認するタイミングなどを整理し、次のような改善を進めました。
- 月次資料の提出時期を決め、試算表の完成を早期化
- 売上・粗利・材料費・外注費など重要項目を整理
- 前月や前年同月との数字を比較
- 利益率の変動理由を毎月確認
- 資金残高や今後の支払い予定もあわせて把握
- 数字をもとに具体的な改善策を検討
こうした改善を行うことで、「先月どうだったのか」を確認するだけではなく、「今後どうすべきか」を考えるために月次決算を使えるようになりました。
例えば、材料費や外注費の割合が上昇している場合には、単に経費が増えたという事実だけではなく、どの工事が原因なのか、見積金額は適切だったのかまで確認するようになりました。月次段階で利益の着地を把握できるようになったことで、設備投資や人員増加についても資金状況を見ながら早めに判断できるようになりました。
月次決算を「過去の結果を確認する資料」から「次の経営判断を行うための資料」へと変えられたことが、今回の大きな改善につながりました。
まとめ
月次決算を行っていても、数字の確認が遅かったり、見るべきポイントが分からなかったりすると経営判断に十分活かすことはできません。特にリフォーム業では、材料費や外注費などの変動が利益に直結するため、早い段階で数字を把握することが重要です。
今回の事例では、月次管理に強い税理士事務所がサポートを行うことで利益やコストの変化を早期に確認し、次の行動につなげられる体制を整えることができました。
月次決算は、単なる経理資料ではなく経営を支える重要な判断材料です。税理士と一緒に数字を確認し、変化の理由や改善策まで考えることで、経営判断のスピードと精度を高めることができます。
